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NEDO特別講座について

特別講座に関する講座理念

NEDOの基本理念

  • 産学連携の深化、絶えざるイノベーションを創出していくために、先端分野や融合分野の技術を支える将来の人材の育成と、人的交流面からの産学連携の促進を行い、我が国の将来を支える産業技術発展の「場(拠点)」を形成する。
  • 関係する多方面の人材が産学の垣根を越えて集い、関連技術を含めた基礎的研究や派生的研究を展開し、また新たな技術シーズや技術応用が産まれ、さらには当該技術を担う人材が育つ「好循環」を形成する。

NEDOからのメッセージ、各先生方からのメッセージ

NEDOからのメッセージ

創薬など医療、健康に係わる研究は、様々な研究領域がかかわる総合的なものであります。すなわち、未臨床段階におけるヒット化合物の探索には、タンパク質の構造決定、タンパク質間相互作用解析、計算科学などが必要となり、創薬研究者はこれらの研究を理解し、そしてその結果を判断する必要があることが、近年認識されつつあります。また、大学の技術シーズを、産業界のニーズに合うよう効率よく展開するには、体制の改革のみでなく、アカデミアと産業界を橋渡しする人材の輩出が不可欠であります。

そこで、本講座は、創薬支援へのこのような総合的取り組みを基本柱とし、生体高分子の構造解析技術を幅広く生命現象、医療、健康分野に展開するために、NEDOプロジェクト「生体高分子立体構造情報解析」、及びMETI直轄プロジェクト「創薬加速に向けたタンパク質構造解析基盤技術開発」の成果をベースに、名古屋大学(構造解析)、東京大学(分子認識解析)、大阪大学(計算科学)の3拠点が技術的に連携し、創薬など医療、健康に資する基盤技術に関して、人材育成を通し産業界に還元する目的で実施するものです。 本講座が、最先端の技術を使いこなし、従来にはない視点から創薬など医療、健康に貢献する先進的、総合判断ができる人材の育成に役立つこと、及び産業界(創薬)、大学間で、新しい知見、観点、情報がダイナミックに交流し、相互メリットを享受できることを期待しております。また、将来的には情報の「混合」と、情報の「化学変化」を誘起することによる市場、製品、研究テーマなどへの新しいコンセプトの創出において、参加される皆様のお役に立てる場となりますよう、NEDOとしまして本講座を推進して参ります。皆様のご参加、ご協力のほど、宜しくお願い申し上げます。

各先生方からのメッセージ

嶋田教授:分子認識解析講座担当

核磁気共鳴法(NMR)は、有機化学における低分子化合物の同定からタンパク質の立体構造解析まで、さまざまな分野の研究で広く使われています。NMRの分光法としての特徴は「多様性」にあると考えます。すなわち、自分の知りたい内容に合わせて、測定法を開発、改良したり、また測定用試料調製に工夫を凝らしたりできます。そのためには、NMRスペクトルがどのようにして測定されるのか、質の高いスペクトルを測定するためには何に気をつけなくてはいけないのかといったことを知ることが必要となります。しかし、測定対象が低分子有機化合物であるか、または生体試料 であるかで、これらの気をつけなくてはならないポイントは異なり、実際にNMRを問題解決に用いる場合の障壁になることがあります。

東京大学大学院薬学系研究科では、蛋白質立体構造解析NEDO特別講座における人材育成プログラムの一環として、このような問題解決の場を企画しました。本講座では生体系NMRに特化して、NMR基礎から応用までをカバーした講義および実習を企画しました。これらの講習はNMRの初心者、これからNMRを用いて研究を始めようとされている研究者を対象に、NMRの原理およびその応用、NMR測定試料作製概要に関する講義およびNMR測定試料調製の実際、NMR測定法の基礎的測定からから高度な測定法の実習などを通して、NMR習得して頂きます。実習を交え、効果的に必要な知識、理解を深めて頂き、より多くの方がNMRに親しんで頂ける内容となっております。奮ってご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。

藤吉教授:構造生物学講座担当

電子顕微鏡は、僅かな試料からでも情報を取り出すことが出来る極めて感度の高い測定装置であり、組織形態から分子構造まで、広い範囲の試料を比較的高い分解能で監察することが出来ます。しかも、透過型電子顕微鏡(TEM)をはじめ、さまざまな装置が開発されており、さまざまな分野の研究で広く使われて、周辺機器も様々に発展しております。出来る限り生の構造を維持した状態で観察するのが望ましいのですが、多様な試料作製法や観察が行われることもあって、生物の構造を観察するには、目的によって最適な試料作製法や観察手法を選ぶ必要があります。この様な実状のために、電子顕微鏡観察は多岐にわたり、一般的には初心者にはわかり難いと思われております。そのために、必ずしも電子顕微鏡法が有効に活用されていないのが現状です。

この様な状況を変えて、これまでに開発してきた基盤技術の普及を図るとともに、この分野に興味を持っていただく人々の交流を深める目的で、名古屋大学細胞生理学研究センターでは、蛋白質立体構造解析NEDO特別講座における人材育成プログラムの一環として、NEDO特別講座講義と実習などの場を企画しました。

基礎講座に加え、実習も企画しており、これらの講習はTEM初心者、これから始めようとされている研究者を対象に、TEM概要、生物試料作製概要、超薄切片作製、TEM操作・観察を習得して頂きます。実習を交え、効果的に必要な知識、理解を深めて頂き、より多くの方がTEMに親しんで頂ける内容となっております。奮ってご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。

中村教授:蛋白質計算科学講座担当

蛋白質の計算科学的アプローチは、今では、アカデミックな分野のみならず、創薬や化学工業などの広い分野で使われていますが、それを総合的に学習・習得する場が提供されてきませんでした。蛋白質の計算を行うためには、入力データの作成、プログラムの実行、実行結果の解析が必要ですが、初心者にはわかり難い点も多々あります。 大阪大学臨床医工学融合研究教育センターでは、蛋白質立体構造解析NEDO特別講座における人材育成プログラムの一環として、このような問題解決の場を企画しました。

今回の講習は蛋白質計算科学講座:基礎講義と基礎実習として、理科系の大学卒業以上の学力を持っておられる方で、蛋白質計算科学の初心者、およびこれからこの分野の研究開発を始めようとされている研究者を対象に、分子シミュレーションや、ホモロジーモデリング、蛋白質とリガンド間のドッキングシミュレーションを習得して頂きます。
講師は、中村春木(大阪大学蛋白質研究所・教授)、肥後順一(東京薬科大学生命科学部・教授)、神谷成敏(大阪大学臨床医工学融合研究教育センター特任研究員・客員准教授)、福西快文(独立行政法人産業技術総合研究所・研究員)が担当いたします。
実習を交え、効果的に必要な知識、理解を深めて頂き、より多くの方が蛋白質計算科学の原理と応用に親しんで頂ける内容となっております。奮ってご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。

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